方法論として参照するところはあるも、事例が古いことも多少手伝って、説得力が強くはない。
ただやはり考え方は、少し面白く、しかしそれはマーケティングというよりは文脈やストーリー(物語というよりは企画背景に通底させるものとして)を考えるときに参照したいのだけれど、それは例えば、エディー・スリマンを好んで買って着る人は、東京なら何区あたりに住みがちで、車ならどんなメーカー・車種を好み、スポーツをするなら何をするのだろうか?と想定して分類していく、というものだと理解していて、それはちょっと楽しいなぁと思う意味で面白い。
しかし私個人としては、こういったデータを収集し分類して傾向を把握した商品開発や企画が、成功するようには感じない。
もうちょっと端的なんじゃないかな、と暫定的に思っている。スティーブ・ジョブズやマーク・ザッカーバーグなどのしてきたことを思い返しても、そう思う。
あとエディトリアルデザインとして、読みにくいものが、デザインに関わる話を書いていても、説得力がない。