ディケンズの『デイヴィッド・カッパーフィールド』といい、古典って結構壮大で、ゲーテの『ファウスト』も読んでみると壮大でした。
日本語の翻訳ではちょっとわからなかったんですが、全文韻文で書かれているそうです。すごいなぁ。
けっこう古典などの小説であるのが、著書の死後に発表されることなんですけど、この『ファウスト』もゲーテの死の翌年である1833年に発表された作品。
ファウストには元の話があって15世紀ころのドイツに実在したといわれる錬金術師のファウストゥス博士が悪魔と契約して四散されたという伝説がベースになっています。しかしゲーテのファウストは、ちょっと違う結末に。
私が読んだのは、高橋義孝氏の翻訳。
よみきるぞ!とか何かを学ぶぞ!って気構えるとつかれるので、ぼんやり読むことをオススメします。人造人間ホムンクルスが出てきたり、美女が出てきたりと楽しめます。そういえば森鷗外も翻訳したことがあるそうです。
読むにあたってギリシャ神話の知識があると助かるので読みながらでも阿刀田高氏の『ギリシア神話を知っていますか 』も読むことをオススメします。読みやすい!
大田 2020年570冊目(通算212冊)