孤高のピアニスト、グレン・グールドについて音楽評論家の吉田秀和さんの考。
グレン・グールドを知ると同時に
文からは吉田秀和さん本人が浮かび上がってくる。
グレン・グールドとのいくぶん似た部分があるように感じました。
それは、好きなものに沈んでいくような傾向です。
またいい匂いがする文でもありました。
グレン・グールドは、よくもわるくも批判をよくされる人のようで
しかし、わたしは彼のピアニストを聞いていると、吉田さんが言うような「遊び」それも真剣な「遊び」を感じる気がします。
吉田秀和経由でグレン・グールドのことを少し知ることができてよかったと思いました。
それにしても、グレン・グールドは被写体として素晴らしい。
文章も楽しそう。
そして、わたしはやっぱりヨハン セバスチャン バッハが好きです。
少しでも理解が深くなるように数学を少しずつ勉強する日々です。
大田 2019年 96冊目