ビジネス書をよく読む人の間では
デール・カーネギーの著書は
避けて通れない、「必須感」がありますが、
そのなかでも
この『話し方入門』は
あまり読まれないほうではないでしょうか。
『人を動かす』
『道は開ける』
のほうがおそらく先に手を付けられるでしょうし、
多くの方々に読まれている気がします。
しかし、
投資の神様と呼ばれる
ウォーレン・バフェットは
デール・カーネギーの
『話し方入門』講座を受講していた、
という事実は、
この本への興味をにわかに
高めるのではないでしょうか?
『話し方入門』というと
これまた、この本の本質的な部分を
そこから理解するのは難しいでしょう。
この本の原題は、
で、
『自信の育み方と演説を通した影響力を持ち方』
という、けっこう長いタイトルです。
こうなると
これまた途端に興味が湧くのではないでしょうか。
欲しいものが、
けっこう詰まっている予感がします。
ビジネスパーソンは、
経営者に限らず
(経営者ならなおらさに)
人前で話す機会が多い。
プレゼンにしろ
営業報告にしろ。
これをうとましく
思う気持ちは
その一過性によって
放置されがちです。
これが日本人が
どうにも
人前でしゃべるのが苦手な原因でもありますが、
この本が示すその最たる原因は、
です。
これは、
伊藤羊一氏の
『1分で話せ』
にも同じように
書かれています。
人はなぜ
話す練習をしないのか。
と。
ひとえに
それは
話すことの重要性を
さして感じていないからです。
でも、この本の原題もあるとおり
自信を育む方法
が、話すことと密接に関わっている
ということを知れば、
話すことの大切さをもう
低く見積もることができなくなります。
この本には、
その方法が
詳しくわかりやすく書かれています。
かのバフェットも
一度は挫折した講座ですが
リンカーンや
マーク・トゥエインなどの逸話を交えて
とても読みやすい文体であり、
内容です。
伊藤羊一氏の
『1分で話せ』と
合わせて、読むことをお勧めします。
自信を育むことの大切を
痛切に感じるかたにこそ
つまり自信がない人こそ
お勧めいたします。
そういえば、
この本でもまた
音読の大切が語られています。