この本を読んで想起したのは、橘玲氏の『「読まなくてもいい本」の読書案内 』という本で、紹介されている知のパラダイム・シフトです。
この本の主旨は、パラダイム・シフト以前の本は読まなくていい!というものなんですが、立花隆氏と佐藤優氏の薦める膨大な本やライフスタイルは、ばっちりこの「パラダイム・シフト以前側」にあると感じました。
このパラダイム・シフトとは少しわかりにくいんですが、キーワードは、ブノワ・マンデルブロ氏。
フラクタルの説の方なんですが、
それがどうしてパラダイム・シフトになるのかというと……
長くなるので、超絶大雑把にまとめると
マンデルブロ氏の説以前までは、大体は正規分布をつかった確率論と決定論で説明できる世界でした。でもときどき説明できないことがある。経済学においてもしかり。それが何なのか?ということがマンデルブロ氏の説で見えて来て、その結果、世界が実はがらりと変わりました。それはベル曲線ではなくて、ベキ曲線で説明できるものでした。
わかりにくい?
うーん、もし興味を持たれたら橘玲氏の『「読まなくてもいい本」の読書案内』をオススメください。
わたしもいま読み返しています。
大田 2020年96冊目(通算454冊)