人が変われないのは、変わらないほうが生存しやすいという進化心理学的な理由があるのですが、本書では、発達心理学と組織論の視点で、変わりにくい理由と変えていきやすい環境作りについて解説されています。
原題のImmunity to change。変化に対しての免疫という意味で良いか。
本書のなかでは免疫マップというものが出てきて、自分がどうして変われないのか、その深層を掘り起こしていく手法が紹介されています。
このあたり、わたしはアドラーが好きなのでしっくりとコミットできません。
それでも一通り読んでおいておいて損はないと思える本でした。
今までは個人ベースで考えていましたが、組織が変化しやすい環境の作り方は大いに学べそうですが、実践してみないとなんとも言えないですな。
大田 2020年 54冊目