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イノベーションのジレンマ
クレイトン・クリステンセン

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  • ジャンル:
    経営・経済
  • 読了時間:
    2時間
  • 形態:
    Kindle
  • 読んだ人:
    大田忍
  • 評価:
    必読書

原題は、「イノベーターのジレンマ」。

優良企業こそ破壊的イノベーションに失敗する、
ことを実例をもとにして解説してくれたもの。

経営者の多くは、すでに読んでいらっしゃるかもしれない。

ここには触れられていないが、
全米に8000店舗もあったDVDレンタルショップの
ブロックバスターが、
あっという間にネットフリックスらの台頭に
消えてしまったことを思い出す。

市井としては、
アップルが行ってきた
「新しい市場」が、その影で
多くの企業や産業を
古きものへ追いやってきたかを
考えるとわかりやすい。

地図、カーナビ、
音楽プレイヤー、
カメラ等々。

さてのこの本では、
破壊的イノベーションに失敗した
企業は、理想的な経営をしてきた
優良企業であったことを強く訴えている。

良い企業経営は、
破壊的イノベーションに
駆逐されてがちなのである。

それがなぜなのか。

それは企業の「バリュー・ネットワーク」の
あり方に拠る。
このバリュー・ネットワークについて
詳らかに紹介されています。

そして
優良企業でありながら、
破壊的イノベーションを生き延びる
ための方策もまた
ここに記されている。

この本は、
一度は読んでおくべきである。
成功している方も
これから成功する方も。

 

(2018/08/21)