何かと名前を目にするので、阿川弘之氏の『山本五十六』を手にしてみました。
第二次世界大戦時にブーゲンビル島上空で撃墜されて死去した軍人。真珠湾攻撃を考案した人。
それでも戦争は望んでいなかった、そのアンビバレンスを観るに良いドラマです。
誰かが歴史を学ぶのに小説を選んではいけないと言っていた気がするので、なんとなくの山本五十六像を得たいという気持ちで接してみました。
指が日本ないからと新橋の花街で女性たちに「八十銭」と呼ばれる小さな男性だったとか。なぜ八十銭かといえば、当時芸妓さんのマニキュア代が両手で1円だったから。
それにしても小説だと人が見えてきて良い。
史実だけみていくと人を要素としてみてしまう。
恋もするし、茄子を辛く(しょっぱく)煮すぎる男、山本五十六。
うーん、また読みたい。
多くの人が憎む、東條英機についても知りたくなってきました。
少し前の映画『アルキメデスの大戦』では、舘ひろし氏が演じていました。
大田 2020年77冊目(通算435冊)