「なぜ、あなたの仕事は終わらないのか」という著書でウィンドウズ95の思想設計をした中島聡氏も、この「考具」という本でも、同じようなことを巻末で述べていた。それは、「実行に移さないと意味がないですよ」と。そんなわけでひとつずつ実行に移していこうと思うのが、まず読んだことをちゃんと記録するということ。「読んだことはいずれぜんぶ忘れる」ということを前提とすべし、と唱えたのは、梅棹忠夫氏であり、彼言葉をついで伝播していらっしゃるのが山口周氏とこの「考具」の著者、加藤昌治氏。
さて、この本は読み口が柔らかくて、心地よい。そして根底に努めてポジティブな姿勢を感じてそこからも鼓舞されるものがある。
「アイデアマラソン」「カラーバス」「マンダラート®」など、ひとつずつ実践して継続して身につけたい。