数学が苦手だと途中疲れそうになりますが、
本質的にはシンプルなので、
一通りは、おさらいして、
使えるときに使うが好手なゲーム理論。
グロービスだと
さすがに、わかりやすいので
入門書として良い気がします。
ゲーム理論をざっくり理解するには、
•囚人のジレンマ
•ナッシュ均衡
•有限・無限回数反復ゲーム
•情報非対称ゲーム
などを抑えておくとだいたい理解したことになるでしょう。
加えて、
アメリカ合衆国ミシガン大学の政治学者ロバート・アクセルロッド氏が、始めた
ゲーム戦略を募集し、コンピュータープログラムとして総当たり対戦を行う選手権があり、
そこで二度、優勝した戦略は、とてもシンプルな「しっぺ返し戦略」でした。
しっぺ返し戦略(Tit for tat)
1手目は協調を選択する。
2手目以降のn手目は、(n-1)手目に相手が出した手と同じ手を選択する。
例えば2手目の場合、1手目に相手が協調を選択していたら協調を選択し、1手目に相手が裏切りを選択していたら裏切りを選択する。
ただし、2004年には、
この「しっぺ返し戦略」は、「主人と奴隷」に敗れてしまいました。
主人と奴隷戦略
1.あらかじめ決めた順序パターンで協調、裏切りを5回から10回出し、相手が自分のチームの仲間か否かを判断する。
•相手が仲間ではないと判断された場合
常に裏切りを出すことで、可能な限り対戦相手の点数を下げようとする。•相手が仲間であると判断された場合
プログラムの内、奴隷の役割が割り振られているものは、常に協調を出す。
プログラムの内、主人の役割が割り振られているものは、常に裏切りを出す。
(大田 2019年49冊目)