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MBAゲーム理論
鈴木 一功 (監修), グロービスマネジメントインスティテュート (編集)

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  • ジャンル:
    経営・経済
  • 読了時間:
    1.5時間
  • 形態:
  • 読んだ人:
    大田忍
  • 評価:
    必読書

数学が苦手だと途中疲れそうになりますが、

本質的にはシンプルなので、

一通りは、おさらいして、

使えるときに使うが好手なゲーム理論。

 

グロービスだと
さすがに、わかりやすいので
入門書として良い気がします。

ゲーム理論をざっくり理解するには、

•囚人のジレンマ

•ナッシュ均衡

•有限・無限回数反復ゲーム

•情報非対称ゲーム

などを抑えておくとだいたい理解したことになるでしょう。

 

加えて、

アメリカ合衆国ミシガン大学の政治学者ロバート・アクセルロッド氏が、始めた
ゲーム戦略を募集し、コンピュータープログラムとして総当たり対戦を行う選手権があり、
そこで二度、優勝した戦略は、とてもシンプルな「しっぺ返し戦略」でした。

 

しっぺ返し戦略(Tit for tat)

1手目は協調を選択する。

2手目以降のn手目は、(n-1)手目に相手が出した手と同じ手を選択する。

例えば2手目の場合、1手目に相手が協調を選択していたら協調を選択し、1手目に相手が裏切りを選択していたら裏切りを選択する。

 

ただし、2004年には、

この「しっぺ返し戦略」は、「主人と奴隷」に敗れてしまいました。

主人と奴隷戦略

1.あらかじめ決めた順序パターンで協調、裏切りを5回から10回出し、相手が自分のチームの仲間か否かを判断する。
•相手が仲間ではないと判断された場合
常に裏切りを出すことで、可能な限り対戦相手の点数を下げようとする。

•相手が仲間であると判断された場合
プログラムの内、奴隷の役割が割り振られているものは、常に協調を出す。
プログラムの内、主人の役割が割り振られているものは、常に裏切りを出す。

 

(大田 2019年49冊目)

(2019/04/05)