「必読書」としたのは、経営者または経営と関連したブランディングを提案する側に向けて。
それ以外の方であれば、オススメ。
手に取った理由は、山口周さんの『読書を仕事につなげる技術』に必須図書として一番基本の6冊に含まれていたから。
何度も読んで刷り込む必要があるそうである。
毎月読むようにしないと次読むのは数年先……などとなりそう。そうなっては意味がないだろう。
経営に関したマーケティングの教本であるが、
意外に人生についての示唆をも含むように感じる。
例えば、
SWOT分析(Strengths-Weaknesses-Opportunities-Threats Analysis)について。
企業の強み、弱み、機会、脅威についての分析なのであるけれど、
この脅威、企業にとって恐るべき対象であるが、
「一見すると脅威のように思われることを機会ととらえたり、弱みと思われることを強みととらえ直す多面的な思考が必要である。」
とある。
これが我が身についても同じように考えられる。
生きるということには、競争や共存ということが含まれるだろうから、
企業の反映と生き抜くことには、共通して当てはまることが少なくない。
実例も多く含み、
改訂版には時代にあった解説も追加されている。
それにしても
こんな本、どうやってはやく読めるようになるのだろうか。
神田昌典さんが翻訳しているフォトリーディングという本に着手してみようか。