尊敬するグラフィックデザイナー、ヨゼフ・ミューラー=ブロックマンの自伝をまとめた本。
尊敬すると言いながら、「いわゆるグリッドシステムの立役者で、超素敵なポスターをデザインした人」というくらいの知識しか持っていなかったので、氏がどのようにキャリアを積んでいったのかが垣間見れてとても面白かった。
周囲の評価と自分の理想・理念を完全に切り分け、どれだけ賞賛されようとも自己批判をし続けて研鑽し続けた氏が、歴史に残るグラフィックデザイナーとしてのスタイルを確立したのは30代後半以降とのこと。
理想を求めて、年齢関係なく自分をアップデートしていく姿勢に感動しました。
(2018/06/19)