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小栗上野介-忘れられた悲劇の幕臣
村上 泰賢

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  • ジャンル:
    歴史・政治
  • 読了時間:
    3時間
  • 形態:
  • 読んだ人:
    大田忍
  • 評価:
    オススメ

弊社でウェブサイトを制作した、さいたま市大宮にある普門院にゆかりある人物として知り興味を持ち、読み始めた。

白洲次郎に負けず劣らずの進取の気性の御仁で、横須賀造船所を作り、日本初の株式会社の設立を示唆し、郵便制度やガス灯などの整備も企画するも、徳川慶喜の恭順後、西軍に迫られて首を切り落とされる。日米修好通商条約の結ぶために、結果世界一周をし、帰国後、日本と世界の格差を縮めるために尽力した。

「戊辰戦争」の読後も同じく思ったことだが、「死ぬことと見つけてくれな」と。潔さを尊重するより、生きて世界や家族を1秒でも1mmでも多く、発展させたり、幸福にしたりして生きてほしいし、僕はそうしたいと思う。強くそう思った。長谷川 英祐氏の「働かないアリに意義がある」を読んで、あらためて思ったが、進化の要諦は、生き延びること。生きた小栗上野介忠順を想起しつつ、精進したい。

(2018/02/08)