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CREATIVE LIBRARY

フォントのふしぎ
小林 章

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  • ジャンル:
    デザイン
  • 読了時間:
    1時間
  • 形態:
  • 読んだ人:
    大田忍
  • 評価:
    オススメ

さきに紹介した、
『欧文組版』『欧文書体』らより
ずっとデザイナーではない方にも
とっつきやすいのがこちら、
小林章氏の『フォントのふしぎ』

この本は、
「へー!」というボタンをおしたくなるような
フォントにまつわる知識がいっぱい詰まっています。

ちなみにですが、
「へー!」ボタンで有名な「トリビアの泉」の
「トリビア(trivia)」ですが、
「取るに足らないこと」という意味です。

この本 にある知識は、
取るに値するものばかりです。

例えば……

ドイツでは、
「イエス」が「☓」で、
「ノー」が「○」です!

知らないでドイツに行くと
混乱する場面があるかもです。

のっけから
「書体やないやないかい!」
と言われるかもしれないので
書体に関する「へー!」と思う知識として
「合字」があります。

合字とは、fiとかflとかが、
一文字になったものです。

英語では“ligature”と呼びます。

新聞では、使われないことも
ありますが、書籍では
ちゃんと使われています。

これ、日本人には
まったく馴染みがないものでしょう。

“office”なんて表記には
必要になってきます。
詳しくは、
小林章さんのブログ「合字」
参照ください。

 

ちなみに書籍のデザインは、
祖父江慎氏のcozfishが担当です。

※ちなみにちなみに“cozfish”のfiには、合字を使っています。

 

(2018/09/24)