さきに紹介した、
『欧文組版』『欧文書体』らより
ずっとデザイナーではない方にも
とっつきやすいのがこちら、
小林章氏の『フォントのふしぎ』
この本は、
「へー!」というボタンをおしたくなるような
フォントにまつわる知識がいっぱい詰まっています。
ちなみにですが、
「へー!」ボタンで有名な「トリビアの泉」の
「トリビア(trivia)」ですが、
「取るに足らないこと」という意味です。
この本 にある知識は、
取るに値するものばかりです。
例えば……
ドイツでは、
「イエス」が「☓」で、
「ノー」が「○」です!
知らないでドイツに行くと
混乱する場面があるかもです。
のっけから
「書体やないやないかい!」
と言われるかもしれないので
書体に関する「へー!」と思う知識として
「合字」があります。
合字とは、fiとかflとかが、
一文字になったものです。
英語では“ligature”と呼びます。
新聞では、使われないことも
ありますが、書籍では
ちゃんと使われています。
これ、日本人には
まったく馴染みがないものでしょう。
“office”なんて表記には
必要になってきます。
詳しくは、
小林章さんのブログ「合字」を
参照ください。
ちなみに書籍のデザインは、
祖父江慎氏のcozfishが担当です。
※ちなみにちなみに“cozfish”のfiには、合字を使っています。