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伊集院静氏の 自伝的随想録。
逗子のホテルで過ごした7年あまりの日々。
こういう生き方もあるのだなぁと 染み入る感慨が湧いた。
わたしは、 女性を「女」と呼ぶ人が 基本的に、または根本的に 苦手だ。
だから伊集院静氏も 苦手なのだけれど 何故か、読み進むにつれて どこからか好感が湧いてくる。
かつ傷だらけの老猫に 出会ったときに湧くような 畏敬の念もそれに付随する。
海を見たくなったし、 海のそばで過ごしてみたくなった。
それも冬の海。