ドイツで活躍されている日本人の
書体デザイナー、小林章さんによる
欧文書体の基本的知識の解説本。
なぜ、マニアックそうな本を
「必読書」にしているかと言えば、
欧文に携わる方、全般に
知っていただきたい基礎知識があるから。
「関わること無いよ」
と思われるかも知れませんが、
会社名や商品名に欧文を使ったり、
ブランドやプロジェクト名を
つけるときに欧文を使うことは
あるのではないでしょうか。
そのときに
海外でみても
恥をかかないで済む
という消極的理由でも
オススメしますし、
映画や書籍に接する際に
欧文の背景に何があるのか
知ることで、より深く
感じられるものがあるという
積極的理由でもオススメします。
とは言え、読み返してみると
かなりマニアックな内容。
これらの知識を知らない
グラフィックデザイナーも
いるかもしれないので
発注する側が持っていると
クオリティの底上げを
保証する力になるかもです。
より実用的な
欧文の知識としては
高岡昌生さんの
『欧文組版』
をおすすめするのですが、
こちら、絶版していて
中古だと5000円もするんです。
すごく良い本なのに……