昨年読んだ本は、ここで紹介していないものも含めると
156冊だったんですが、いくつかの本のなかで
という話が挙がっていました。
具体的には、私の好きな漫画家の
三田紀房氏の『成功の五角形で勝利をつかめ!』では
仕事の教科書が、すなわち学校の教科書だと紹介しています。
それから池上彰と佐藤優の『 僕らが毎日やっている最強の読み方』、
こちらはもう小学校のになっちゃっていますが佐藤優と井戸まさえの
『小学校社会科の教科書で、政治の基礎知識をいっきに身につける』
も教科書だぜ、やっぱり、という話をベースにしています。
ということで入手して読んでみました。
「入手」なんて言い方をするのは、
するりと購入できないからなんです。
大きな書店にいかないと取り扱いがないためです。
でも、違法でもなんでもないんで
どうにか手に入れることは可能です。
大きめの書店に赴いて尋ねれば
取り扱いがありますから。
山川出版社の教科書が何かと
取り上げられていますが、わたしが読んだのは
東京書籍のもの。
1909年(明治42年!)の創業の老舗です。
読後や読んでいる間思ったことは、
「こんなにおもしろいものをつまらなく読むなんてもったいない!」
ということでした。
これがおもしろく思えるのは、
社会に大きく関わる心積もりができたからでしょう。
それはつまり社会人になってから、
という意味ではありません。
学生の時分でも、
自分がコミットしていこうと思っている対象が
社会であれば、おもしろく読めるだろうなと思います。
とにかくものすごくコンパクトに
要領よく、わかりやすく、しかも
適切にアップデートされた形で
まとめられています。
政治と経済は、
本質的には、
歴史と地理を背景にした
ダイナミズムを持っています。
それについては
佐藤優の『大国の掟』がおすすめです。
佐藤さん的地政学の入門書とも言える本で
より深く知りたい人に向けた本の紹介もされています。
巻末には、
日本国憲法、大日本帝国憲法、教育基本法などの抜粋もあり、
至れり尽くせりです。
できれば複数の出版社の教科書を読み比べたいところです。
それでもまずは聞いていたとおりに
教科書最高やんけ!
という納得した次第です。