DaiGo氏のイデオロギーは明確で
別の著書(※)で彼が引用している、
スペインの哲学者バルタザール・グラシアンの言葉が
ほぼそれを言い表しています。
『知識はすべてを可能にする。知識がなければこの世は闇だ。ただし、勇気を伴わない知識は無力だ。勇気さえあれば、知識は不朽のものとなるだろう。』
人生における様々な困難や課題に
飽くなき探究心で、有効なエビデンスを見つけて
多くのトライアル アンド エラーを経て
検証しながら身につけて、それらを乗り越えていく
わたしは、こういうDiaGo氏の姿勢に強く共感し
フォローしようとしています。
このけっこう胡散臭い実用書的な著書でも
心動かされる彼自身の言葉がありました。
「わたしは、すべての人に必要なのは、『挑戦』だと思っています。自分が何かやりたいこと、なりたいおのがあるなら、それはやってみるべきです。」
この本で、紹介している知見は
どれもさほど難しいものではありません。
すぐに実践できるものばかりです。
営業というものを
しらずに生きてきたわたしにとって
とりあえずやってみる
には最適なアドバイスばかりでした。
各章の最後にはまとめが用意してあるので
まずそれを読んでみるのも良いでしょう。
さて、本の内容ですが、ざっくりまとめるとこのような感じになります。
営業(というかビジネス)とは、口先のだけのトーク術でなんとかなるものではなく
もう少し本質的で持続可能な姿勢や考えが要なものである。
それを覚えやすく5つに分けることができます。
観察力:自分が提供したいものを潜在的に欲している人を見つける
判断力:すぐに判断して行動の量を稼ぐ。そのために認知資源をたいせつする(ルーチンを作る)。最低ラインを予め作っておく。また目的達成のための具体的な行動の決めごと「実行意図」を用意していく。
行動力:量が大事。行動に移るスピードを高めるための工夫をする。(アフォーダンス、パワーポージング、15分ごとに動く、ブルーライト、コーヒー、運動、ぼんやりする時間、アイビー・リー to doリスト)
説得力:返報性、否定をしない話し方、見た目
忍耐力:ケリー・マクゴニガルのストレスの話を理解する(ストレスを「自分を成長させるもの」と思うと「良いストレス」に変換できる)
簡単なのに忘れそうなので
再読して、to doリストにして
ひとつずる身に着けていこうと思っています。
わたしは、Kindleで購入しましたが、
文庫が一番安いです。
(大田 2019年 53冊目)