個人的には大変参考になったので有益な本なのですが、
この本は「1アートディレクターをブランディングするための試みの吐露」という内容のため、
テーマがとても限定されています。
経営にも企業のブランディングにも
強くは関わらないため、お勧めしないとしていますが、
とてもおもしろかったです。
著者は、佐藤可士和さんの奥さんでもありますが、
彼女が可士和さんについて語っているところに
そのまま水野学さんの「ブランディングとは何か」の要約と同じ言葉が
使われていました。
それは「見た目のコントロール」。
これはすべての人に当てはまると思います。
見た目とそれ以外の態度、喋り方、匂いも
個人のブランディングには大切なファクターですが、
その中心には哲学があることが必要です。