こんな本がkindleで500円で購入できるなんてすごくお得。
表紙が胡散臭いですが、すべてエビデンスベースでしかも実践しやすい。わたしは100あるメソッドの20%くらいは実践しているかなぁ。
なかでもコーピング・レパートリーという概念はわたしにとって有用でした。
コーピングとは、Copingで対処するという意味。レパートリーは文字通り repertoireで演目。
この本が紹介する100あるメソッドの気になるものや気に入ったものをストレス解消法としてリストアップすることがコーピングレパートリー。
そして「あ!ストレスを感じた!」と思ったとき、このリストの中から適当にメソッドを選んで実践するだけ。
ゲームのツールみたいなものですね。
これの良いところは、コーピングレパートリーをつくるだけでストレスが減るということとストレスを感じるまで放置できること、そしてストレスを感じたときにただ選べばいいところです。ワーキングメモリが増えて、不安が減るんです。
ファシリテーションの方法と一緒で全部なんて使おうとしないで3つくらい何か身につける(またはコーピングレパートリーに加える)だけで良い。
注意したいのは、本を「読みおえることが目的」と思って接しているとせっかくの知見がつかえないままに終わるところ。わたしも以前そうでした。ノルマを設けていたので。読書量の。ただし現在、人生の目標を「レベルアップと楽しむ」というものにしたので、読書量ではレベルアップは見込めないが、知識と技術の習得はレベルアップに繋がるので読了よりは実践を優先するようになりました。
実行にちゃんと移すなら、こんなにコスパの良い本はそうそうないです。おすすめしまくりです。
仏陀のいうように第二の矢を受けない知見を得られます。
大田 2020年194冊目(通算551冊)