500社もの日本の企業の創業に関わり、
日本初の株式会社を作った、いわゆる
「日本資本主義の父」渋沢栄一。
彼のことをちょっと知りたくなって手にしました。
著者、渋澤健氏は、渋沢栄一の玄孫。つまり、孫の孫。
彼による解釈は、ともかく
渋沢栄一の言葉を100、ざっと目を通してぼんやり見えてくる
思想は、まったく古臭くなく、なんなら松下幸之助さんより
現代的な気がするほどでした。
ピーター・ドラッカーもまた
渋沢栄一を日本のビジネスパーソンの理想像と絶賛しています。
彼が創業に関わった企業には、
帝国ホテル、東宝、東京海上日動火災、日本郵船、IHI、清水建設、東京電力、東京ガス、サッポロビール、みずほ銀行、りそな銀行、川崎重工などがあります。
すごいですよね(笑)。
この本は、ライトすぎるので
渋沢栄一の『論語と算盤』も読まなくては、と思っています。
(大田 2019年63冊目)