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Steve Jobs
Walter Isaacson

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  • ジャンル:
    経営・経済
  • 読了時間:
    40時間
  • 形態:
  • 読んだ人:
    大田忍
  • 評価:
    必読書

日本語翻訳版の装丁が気に入らないという理由で
英語版を買った結果40時間かけてゆっくり読む羽目に……

3年前に出版された「スティーブ・ジョブズ」。

英語で、速読ではなく愚直に読んだら
すごい時間がかかってしまった。

1日25分という設定で読むと6ページしか読めなかった。

結論から言うと
人としてどれほど問題があったとして、彼がしたことを一通り知る必要は、
経営者にとって必要だ、というのが読後感でした。

著者のウォルターは、
決してスキャンダラスにも、擁護のも傾かずに
実直にジョブスという人間その人と、そのまわりについて
浮き彫りにするという仕事を完遂しているように見えました。

日頃から、何かとジョブスの言ったこと、したことは
耳に目にしてきたつもりでしたが、知らないことが多々ありました。

そして死を目の前にしての独白めいた
言葉は是非よりまず重みをつよく感じました。

わたしたちは、今からすでに
この重みを持つように心がけるべきじゃなかろうか。
なぜなら、有限だから。

そして閾値というものもあるから。

閾値というのは、いうなれば
「今しかできないこと」があるという意味です。

業界すら作り上げた人間の
気配というものを通して
真剣に、そして結果を出す生き方を
学ぶことができました。

実践に少しでも活かしたく思います。

それにしても
「怒りっぽい」という意味の英単語をいくつも
この本を通して覚えました。

 

(2018/12/20)