巻末にあるモノを捨てる技術批判に関しては
同意しないものの、立花さんの言で
納得できないことがあることが面白く、
意見の相違を照らし合わせるのが
楽しかった。
そして
彼が紹介する大量の本の中には
一冊も僕が読んだことのある本が
含まれていなかった(笑)。
さて、
速読や多読というものについて
何が良いかと言えば、
(という僕も駆け出しだが)
知りたいことに億劫にならずにすむ、
ということです。
僕は今、ダン・ブラウンの『オリジン』という
だいぶ長い小説を読み始めているのだけれど、
ダン・ブラウンのその他の本にもれず
これもまた宗教的な知識が「あったほうが」楽しく読める
という類の内容だったので(ざっと目を通して推し量った)、
これを読むにさけがけて
阿刀田高さんのダイジェストシリーズで、
旧約聖書、新約聖書、コーランを
ざっと読んでみた。
こういうことを気負わずにできるところが良いです。
(本当は、ブローニングの詩集もひとつくらい読んでおきたいので
これからそうするかも)
そしてその速読について
この本から学べることは
多いです。