幸福を得るためにどうすべきか?を科学的にアプローチした内容。
肝は、幸福感を構成する40%部分。
こちらの動画に要約があります。
テキストで書くと
幸福の構成要素は、こうなります。
50% Set point(遺伝子)
40% 意図的な活動
10% 環境
幸福感が遺伝子で決まるということについては、ユヴァル・ノア・ハラリさんの『サピエンス全史』でも書かれています。それが50%ということですね。
10%の環境とは、資産とか容姿とか健康とか。
残り40%の活動には、意思で関われるので、そこにフォーカスしましょ!って話でした。
結構、他の論文や著書とも整合性の取れる内容で、納得のいくものでしたが、アプローチはあんまりコミットできなかった。なんでかっていうと楽観的になることの重要性を説いているんですが、そこに至るのがハードで、そのハードさを回避するのが、時間(未来)と幸福の関係だったりするというのがわたしが学んできた経緯であり、心地よいアプローチだったから。
アドラーや進化心理学経由が、わたしの場合はしっくり来ました。
でも、この本で得ることは多々あるので、幸福に興味がある場合は、まず着手しても良いと思います。
が、複数の中の一冊にすることをおすすめします。
そもそもどんなテーマでも1冊はあまり良くはないんですけど。
大田 2019年150冊目