大田と同じ本を連続して紹介することになってしまいますが、
デザイン会社good design companyの代表である水野学さんによる本。
「段取りの肝はルーティン化。仕事の様々な要素を可能な限りルーティン化することで生まれた余剰を使って、クリエイティブの質を高めることに注力しよう」というのが主旨。
水野学さんが、スティーブ・ジョブズのように普段の洋服選びをルーティン化することで「日常生活の中でできるだけ選択/判断の回数を減らして、本当に選択/判断が必要なことのためにパワーを温存する」というのは何かで読んで知っていたが、そのルーティン化が仕事の段取りや仕事の中身そのものに徹底されていることが非常に参考になりました。
全てのビジネスマンに向けられた時間術などの書籍は数多くありますが、ことデザイナーにおいては「水野さんが(も?)ここまでやっている」と知れること自体がモチベーションになると思います。もちろんデザイナーでない方にもお勧めです。