人生のゲーム化という試みに関連して依存症ビジネスなどにも使われるgamification系を掘り下げてのこの著書。2011年出版。
分厚いが、かなり得るものが多い。
食欲、性欲、慈善活動など多くの行動の根底にある快楽を神経科学の視点で解き明かして(ときに「わからない」と正直に告白もする)くれる。
浮気しやすい傾向の人とそうではない人の違いについては中野信子さんも語っていたいましたが、そして同じ考えでしたが、リンデン氏のほうが深く広い。
原題は、The compass of pleasure。快感のコンパス。compassには「範囲」という意味もあるし、羅針盤の意味もあります。
Kindle版では表紙が違う。
大田 2020年127冊目(通算484冊)