阿刀田高さんの『やさしいダンテ』を読んで、原書ではどうかかれているのか確認するのにもってこいの本。
ボッティチェリの絵画は、キンドルのペーパーホワイトで読むとあんまりわからない。
翻訳が今とは異なっているところがありますが、参照できるし、モノクロで見てててもボッティチェリが神曲をテーマにどんな絵を描いたのか知るのは楽しい。
じっくりは読んでもわからない。
ただウェルギリウスのことを「師」としかほとんど書いていないことは、行数が明記されているところなど、これはやっぱり原書(翻訳されているから、なんていうのかなー。ほんとは)で読む感覚は、解説された本では得られないので、買って読んで良かったと思える。
わたしの中では、これにて、一度ダンテから離れますが、阿刀田さんの解説された本があって本当に良かったと思える教養でした。
大田 2019年141冊目