依存症の作り方を知ろうとして、自分たちがどれだけこの依存・中毒の仕組みを使ったビジネスやしかけに簡単にハマっているのかを知りました。
ゲームのみならず、糖質も!インスタなどのソーシャルメディアは、分かっていたつもりでしたが、ポルノや糖質の依存症には、そうだったのかという驚きがいくつもありました。
著者自身が、アルコール依存の経験もあり、自身の依存の正体を知ろうとしてきた経緯も説得力がありますが、ちゃんと進化心理学的な根拠に行き着いていて安心して参照できました。
著者のDamian Thompson氏は、イギリスのジャーナリスト。
チャルディーニ氏の『影響力の武器』と同じくらい、自分たちが知らないところで行動をリードされているのか、ということを知るとものすごくアドバンテージを得られそうです。
すごくすごく良い。
大田 2020年121冊目(通算478冊)