この本は薦めるかどうかとても迷う本です。
オリエンタルラジオの中田敦彦さんも絶賛してYoutubeで解説しています。
が、私見とエビデンスベースがごっちゃになっているので(べつにそれはまあ良いのだけれど)知見のひとつひとつが有用かどうかをつど考える必要があるんです。もちろんエビデンスベースだってわたしたちは疑ってかかって然るべきなんですが。
これを読んでいると「なるほど、冷静に考えるとこうなのか!」と思うことが多いのだけれど、私見も混ざっているんで、鵜呑みにしないほうが良いものが混ざっているんです。
それを判断するのは、エビデンスベースのリテラシーがないと難しい。
「なるほどそうか!」とちゃんと思える知見もあるんですが、そうではないものもある。だから勧めがたい。
だからまずは、本書よりは、ロスリングの『ファクトフルネス』とかピンカーの『21世紀の啓蒙 』をオススメします!
思い込みと現実の乖離を知ろう!って意味では、そこから始めたほうが健全な気がします。
大田 2020年 冊目