年商20億だが負債が14億円の
実在する「オンデーズ」という眼鏡チェーンを買収してしまった
著者の、実話をもとにしながら書かれたフィクション。
危険なのは、
「フィクションとてもおもしろい」ということ。
経営のリアルな話を知ろう、
という動機で読まれる方もいるかもしれないし、
それはべつに期待はずれにはならない。
でも面白く、
そして長いので
速読で読むのでなければ
けっこうな時間を費やすことになります。
ちなみにKindleによる
平均的な読み終えるまでの時間は、
7時間18分。
経営者であれば
楽観的であるべき、
という知見をよく
目にするが、
この本を読めば、
楽天的であることの
代償と成果を
リアルに体感できます。
セリフの中に良く
「ハハハ」という笑いが入ってきますが、
この笑い声の中には
いろいろなものが含まれています。
率直な感想は、
経営者として邁進したくはあるが、
こんなに資金ショートに
苦しみ続けるのは嫌だなぁ、
そうしないで済む経営も
あろうて、というものだったが
堀江貴文氏が
この本の感想で
こういう苦労はいっさいしたことがない
と述べていた。
そっちほうがいいなぁ。
ちなみに
著者、田中修治氏のnoteのブログで
31話中、10話まで読めます。