フォーブスの世界長者番付で3位の
大富豪、「投資の神様」
なのに、質素に暮らす
ウォーレン・バフェット。
彼について
まずざっと知るための本として
読んでみました。
やはり
名言集、金言集のたぐいは
なんだか経るべき過程を端折るような気がしましたが
「ざっと知る」にはもってこいでした。
そして
投資に興味がない
ビジネスパーソンでも
世界3位の大富豪の
実践から得た智慧は
大局観を養い、
生き抜いていくのに
役立つものばかりでした。
人がどうふるまうかを大きく左右するのは、内なるスコアカードがあるか、それとも外のスコアカードがあるかということなんだ。
ビジネスの世界で最も危険な言葉は、五つの単語で表現できます。 「他の誰もがやっている」(Everybody else is doing it)です。
リスクとは自分が何をやっているかよくわからない時に起こるものです。
人は習慣で行動するので、正しい思考とふるまいを早いうちに習慣化させるべきだ。
独力で考えなかったら、投資では成功しない。
引用の最後の一文ですが、
奇しくも、
投資にも、ビジネスにも関係のない
The Science of Good Cooking
という本の序文にも同じことが書かれていました。
What sperates success from failure in kitchen? It’s the ability to think on your feet.
(成功と失敗を分けるものは? それは自分で考える能力だ。)
それでいて
バフェットは10歳のころ、住む街の図書館にある
「金融」という言葉がタイトルに入ったもの全部を読んでいたそうです。
それも二回ずつ(笑)
本だけでもだめで
少額で良いから投資をしたほうが良いとも説いています。
学ぶこと、考えることはとても大切だが、やってみることはもっと重要だった。
と。
かように
投資家でなくとも
バフェットの言葉に学ぶことは大変多そうです。
そして
投資をする方ならば
投資先の企業を知るのと同じ熱量で
バフェットを知るべきかもしれません。
(しかし、わたしはまだバフェットに手を付けたばかりなので
まだ、そんな知ったようなことは言えないですね(笑))。