自身もピアノも弾くし、作曲もするので説得力のあるテーマ。
読みにくさはあるも、章が短いのでそのぶんストレスが軽くなって相殺。
著者の大黒氏は、英国のケンブリッジ大で脳のモデル(AIに近そう)を作る研究をされています。
その他の脳科学的な知見とももろもろ合致するので、わたしとしては、知識の細かい穴が埋まっていく感があってありがたい著書でした。
知識の掛け算がどのようにして創造に結びついていくのか説明してくれています。
どうじにどうしても曖昧にしかならない「芸術的」というワードを入れてきたあたりも興味深い。
曖昧さに立ち向かえるのってとても重要です。そして曖昧なままでもその重要性はべつに減らない。
本の帯にはメンタリストDaiGO氏が10回は読むべきと書いていますが、そこまでとは思わないですが、何度か読みかえすことになりそうです。
大田 2020年129冊目(通算486冊)