ドストエフスキーの短編で1848年に出版されています。
白夜のサンクトペテルブルグを舞台に、ざわざわとしちゃう儚い恋(ぜったい上手くいかない気配)の話。
ナースチェンカの無自覚?なたちの悪さに、相性最悪ののぼせた青年。後10年もしたらもう少し冷静な恋愛をできるようになるかしら。
行動心理学を勉強してみるともう少し楽になると思うなどと無粋な読み方をしましたが、ドストエフスキーはおもしろい。
恋愛って夢中になるけれど、あまりこだわらないほうが良い。我が身を振りかえっても思いました(笑)。
でもフィクションでならこの苛立たしさ胸の苦しさを味わうのも悪くないかもですが、たまにで良いです。
大田 2020年173冊目(通算530冊)