メイソン・カリーの『天才たちの日課 クリエイティブな人々の必ずしもクリエイティブでない日々』の続編。
原題は、Daily Rituals Women at work。前回は、Daily Rituals: How Artsits Workでした。
Ritualは、儀式という意味で、良書とも「アーティストたちの日々の習慣」というニュアンスです。天才って言っているわけじゃないんですけど、『天才たちの日課』のほうがわかりやすいですし、キャッチーですし、本質からずれてもいないとわたしは思っています。
で、前回は、出版してみてから「あれ!?男ばっかじゃん。ダメじゃん!女性の偉人たちの日課だってまとめよう!」ってことでできた本です。
本の装丁が楽しいので、Kindleより本をお勧めします。個人的に。
「やっぱすげーなー」っていうよりは、天才や後世に名を残す人たちは、ぜんぜん完璧じゃないし、けっこう間違っているし、けっこう変!という姿をいっぱい見て、安心するという感慨が読後に湧きます(笑)。経営者たちを見ていても同じように思いますが、ちゃんとしているってことは大事じゃないかもしれません。ウィリアムズ・バロウズほどまで常軌を逸したくはないですが、そういうことを知るのにも良いし、ときどき参考にもなります。
前著と合わせて楽しく偉人たちの変な、またはまっとうな習慣を本書を通して知ることをお勧めします。
大田 2020年 62冊目