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CREATIVE LIBRARY

天才たちの日課 女性編 自由な彼女たちの必ずしも自由でない日常
メイソン・カリー (著), 金原瑞人 (翻訳), 石田文子 (翻訳)

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  • ジャンル:
    小説・詩・エッセイ
  • 読了時間:
    1時間
  • 形態:
  • 読んだ人:
    大田忍
  • 評価:
    オススメ

メイソン・カリーの『天才たちの日課 クリエイティブな人々の必ずしもクリエイティブでない日々』の続編。

原題は、Daily Rituals Women at work。前回は、Daily Rituals: How Artsits Workでした。

Ritualは、儀式という意味で、良書とも「アーティストたちの日々の習慣」というニュアンスです。天才って言っているわけじゃないんですけど、『天才たちの日課』のほうがわかりやすいですし、キャッチーですし、本質からずれてもいないとわたしは思っています。

で、前回は、出版してみてから「あれ!?男ばっかじゃん。ダメじゃん!女性の偉人たちの日課だってまとめよう!」ってことでできた本です。

本の装丁が楽しいので、Kindleより本をお勧めします。個人的に。

「やっぱすげーなー」っていうよりは、天才や後世に名を残す人たちは、ぜんぜん完璧じゃないし、けっこう間違っているし、けっこう変!という姿をいっぱい見て、安心するという感慨が読後に湧きます(笑)。経営者たちを見ていても同じように思いますが、ちゃんとしているってことは大事じゃないかもしれません。ウィリアムズ・バロウズほどまで常軌を逸したくはないですが、そういうことを知るのにも良いし、ときどき参考にもなります。

前著と合わせて楽しく偉人たちの変な、またはまっとうな習慣を本書を通して知ることをお勧めします。

 

大田 2020年 62冊目

(2020/03/28)