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Pamphlet

ここで言う「パンフレット」には、リーフレットも含みます。その違いは、リーフレットは1枚の紙を折りたたむことでページを作るもので、パンフレットは複数の紙を綴じたものであることです。ちなみにフライヤー(チラシ)は、おらずに1枚の紙を使用したものを指します。

他の制作物においても言えることですが、パンフレットの制作において、クライアントと制作側の間で密度高く行われるのは、内容の整理です。クライアント側には、伝えたいことがいっぱいある一方で、受け手を想定してデザインする制作側は、どのくらいの量であれば、受け手はスムーズに見たり、読んだりできるだろうかを考えて、内容を削っていきます。CMが良い例かもしれませんが、数千万以上かけて制作するものですが、15から30秒の間に、盛り込むメッセージはだいたい1つです。そこに3つ以上の情報があれば、逆に1つも見る側の記憶に残りません。CMであれば、受け手は受け身状態ですが、パンフレットなどの読み物の場合は、受け手の能動性を必要とします。つまり「読みたい」と思ってもらえないと、存在しないも同然になってしまいます。

伝えたい情報の塊から、少しずつ削って整理して、受け手が見たくなるような形にしていく、という意味で、パンフレットの制作は、彫刻に似ています。